米QUALCOMMは米国時間11月10日に,欧州で保有する三つの特許について,欧州特許局(EPO: European Patent Office)が有効性を確認したと発表した。

 このうち一つは,フィンランドNokia Mobile Phonesが1998年7月に異議を唱えていたもの。QUALCOMM社によると,2000年10月5日に行われた聴聞の結果,欧州特許局は「この技術は斬新であり,特許として必要な要件が含まれている」と判断し,Nokia Mobile Phones社の訴えを退けた。

 Nokia Mobile Phones社が問題としていた特許は「欧州特許番号:705512」。タイトルは「Method and Apparatus for Determining the Data Rate of a Received Signal」。1994年6月に申請し,96年4月に成立した。現在商業利用されているCDMA技術および第3世代(3G)携帯電話技術の重要部分をカバーするものという。これは帯域幅を有効利用するもので,非CDMAの通信技術にも適用されるという。

 残りの二つの特許は,「欧州特許番号:521859」と「欧州特許番号:666007」である。タイトルは,前者が「Direct Digital Synthesizer Driven Phase Lock Loop Frequency Synthesizer with Hard Limiter」,後者は「Mobile Communications Device Registration Method」。前者は90年10月に申請し,93年1月に成立,後者は92年9月に申請し,95年8月に成立した特許である。これらについても他社から反論が出されていたが,欧州特許局はこれらに関する審理を終え,特許の有効性を認めたという。

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