米Santa Cruz Operation(SCO)のサーバー・ソフト部門Server Software Divisionが米国時間11月27日に,同社のOS「UnixWare 7」向けの拡張機能をリリースした。「UnixWare 7 Release 7.1.1 Data Center Feature Supplement (DCFS)」と「UnixWare 7 Release 7.1.1 Universal Development Kit (UDK) Supplement」である。ともに同社のWWWサイトで無償配布を開始した。
DCFSは,UnixWare 7 Release 7.1.1の大容量データベース・システムへの対応を強化し,信頼性や可用性,拡張性の向上を図る。主な機能は以下の通り。
・制御卓にオペレータが不在の場合でも,システムを再起動する無人システム再起動オプション。
・SMP対応システムで,最大32個までのマルチプロセサ構成が可能。
・32個以上のHost Bus Adapter(HBA)に対応。
UDK Supplementは,UnixWare 7 Release 7.1.1をはじめ,「UnixWare 7 NonStop Clusters Release 7.1.1+IP 」「SCO OpenServer Release 5.0.6」向けにアプリケーションをポーティングするためのリソースを提供する。
UDK Supplementは独立系ソフトウエア・ベンダー(ISV),開発者,再販事業者に向ける。DCFSは「UnixWare 7 Release 7.1.1 Data Center」「同Enterprise Edition」ユーザー向けである。SCOは他にもUnixWare 7向け拡張機能を開発し,同サイトで配布していく計画である。
なお,今年8月に米Caldera SystemsがSCOのServer Software Divisionを買収する計画について発表を行っている。
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