米Integrated Computer Solutions(ICS)と米Turbolinuxが米国時間11月27日に,UNIXアプリケーション向けGUIツール「Open Motif」を,米IntelのItaniumプロセサ・システム向けに移植したことを明らかにした。「MotifのIA-64対応版としては当社が初めて」(ICS)としている。ICSのWWWサイト(http://www.motifzone.net)で無償提供を始めている。「この移植により,IA-64対応Linuxの拡大を図る」(Turbolinuxの上級副社長Jerry Greenberg氏)。
現在,UNIXベースの業務用アプリケーションのほとんどがMotifを利用している。主なMotifの用例には以下のものがある:
米Boeingの航空機地上システム,Credit Suisseなど大手金融機関の金融関連アプリケーション,米DirectTVの番組制御システム,米連邦捜査局(FBI)の犯罪捜査支援システム,米Southwest Airlinesの乗務員および備品スケジューリング・システム,Boston市やSan Francisco市における地下鉄システム,米Walt Disneyや米Dreamworksなどのアニメーション制作会社のツールキット,など。
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