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 「セキュリティに関する不安材料の増大や知識の高まりから,情報セキュリティ・サービスへの需要が高まる」。米IDCが,1999年から2004年までの情報セキュリティ・サービスの世界市場を調査・分析した結果を発表した。

 それによると,コンサルティング,導入,管理,トレーニングなどのサービスを含む情報セキュリティ・サービス市場は,99年から2004年にかけて年平均26%で成長する。市場規模は99年の55億ドルから2004年には172億ドルにまで拡大すると同社は予測している。

 セキュリティ・サービスへの支出のうち,その50%近くを米国市場が占めるという。米国の情報セキュリティ・サービス市場は,同期間に28億ドルから82億ドルにまで拡大するという。

 米国市場をサービスの種類別にみると,管理セキュリティ・サービスと教育/トレーニング・サービスの占める割合が大きい。これらの年平均成長率(99~2004年)はそれぞれ28%と26%。いずれも,米国の情報セキュリティ・サービス市場全体の年平均成長率24%を上回る。

 米国以外では,アジア太平洋地域が最も急速に拡大する市場の一つという。その年平均成長率は30%。この地域の市場が拡大する理由の一つとして,米国が中国のWTO(世界貿易機関)への加盟を支持していることがあげられるという。

 米上院本会議は今年9月に,中国に対する最恵国待遇(MFN)を恒久的に付与する法案を可決しており,これにより中国のWTOへの正式加盟の道筋がつくと言われている。中国のWTO加盟により,中国は自国の市場を米国に開放することになる。中国のインターネット市場に米国企業が参入できるようになり,米国企業にとって大きなチャンスが到来する。

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