トレンドマイクロの米国法人Trend Micro Inc.社が米国時間12月7日に,Linux OSベンダーの米Red Hat,独SuSE,米Turbo Linuxに,ウイルス対策ソフト「InterScan VirusWall」を提供することで,3社とそれぞれ提携したことを明らかにした。
「Red Hat Linux」の「v6.1」「v6.2」,「SuSE Linux」の「v6.4」「v.7.0」,「Turbo Linux」の「v.6.1J」「v.6.1」に,Trend Micro社の「InterScan VirusWall v.3.6」と,電子メール向けフィルタリング・ソフト「InterScan eManager v3.6」を提供する。「InterScan eManager」は、「InterScan VirusWall」のプラグイン・ソフト。スパム・メールやウイルス感染の疑いのある受信メッセージ/ファイル,社内の機密情報が含まれた送信メールなどをゲートウエイレベルで遮断する機能を備える。
InterScanを搭載した3社のLinuxディストリビューションは2001年第1四半期に登場の予定。Trend Micro社は,すでにWindowsNTやSolaris,HP-UXなどのOS向けにも,InterScan VirusWallを提供している。
InterScan VirusWallの小売価格は,725米ドル(25ユーザー向け)から,eManagerが181米ドル(25ユーザー向け)から。
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