米IBMが米国時間12月19日に,WWWサイト解析サービス「SurfAid Analytics」を発表した。同社のコンサルティング事業部門の一つであるSurfAid Analytics Business Intelligenceが開発を手がけた。
SurfAid Analyticsは「WWWサイト解析分野の急成長に応える」(IBM社)とし,顧客サイトの効率化や顧客満足度の向上を図り,サイト測定機能やユーザーの反応の把握といったサービスを提供する。
SurfAid Analyticsはサーバーやプラットフォームに依存しないソリューション。IBM社のコンサルタントが専用マシン「SurfAid」で管理を行うので,顧客はソフトウエアやハードウエアを追加する必要がない。なおSurfAidは,シドニー・オリンピックで1日当たり10億ヒット以上を記録したWWWサイトで用いられた実績があるという。
SurfAid AnalyticsはIBM社のIBM Global Servicesが提供する。以下の三つのタイプを用意する。
・レポーティング:最小限の投資資源をもつ顧客に向ける。WWWサイト・トラフィックに関する毎日のフィードバックをグラフなどを用いて報告する。
・解析:より高度な機能と解析性能を望む顧客に向ける。よりカスタマイズしたサービスで,WWWサイトの急激な複雑化や大容量化に対応できるようにする。
・ビジネス・インテグレーション:WWW以外のトランザクション・ログ・データとWWWトラフィックの統合を考えている顧客に向ける。より広範囲にわたるサイトの効果的利用を視野に入れる。
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