電源線利用の家庭内ネットワークの業界団体であるHomePlug Powerline Alliance(HPA)が米国時間1月8日に,仕様のドラフト版を完成したことを明らかにした。

 HPAは,2月より世界各地の500世帯を対象にした実地試験を行う。この検証で有効性が確かめられたのちに,仕様の1.0をリリースする。試験地域は主に米国とカナダで,このほか日本,韓国,台湾,欧州でも実施する。

 すでに数社が,HPA技術をもとに製品の開発を進めている。電源線を介した家庭内ネットワークでは,既設のコンセントに電源プラグを差し込むだけでLANを構築できる。ほとんどの部屋に一つは設置されているコンセントを利用できるので,他の方式と異なり配線の手間が要らない。コストも低く,インストールや接続も容易という利点がある。

 HPAは,低コストで互換性を持つ家庭内電源線ネットワーク製品の導入促進を目的として,米3Com,米Cisco Systems,米Intelなどが2000年3月に設立した業界団体。現在65社が参加している。

 なお3Com社とCisco社は2000年10月に,米Sun Microsystemsや松下電器産業などとともに,インターネットを使った家庭の情報化の普及促進を図る業界団体「Internet Home Alliance(IHA)」も結成している。

◎関連記事
Cisco,3Com,Intel,TIなど,電源線利用の家庭内ネットワークで業界団体
3Com,Sun,Cisco,松下などが家庭のインターネット化で業界団体
家庭内ネットワークの世界市場,電源線や無線利用が台頭し5年で5倍に
3Com,Sun,Cisco,松下などが家庭のインターネット化で業界団体
民生機器の業界団体,電源線利用の家庭内ネットワークを今年中に標準化へ
Adaptive Networksが電源線利用の家庭ネットワーキング向けLSIをデモ

[発表資料]