企業間(BtoB)インターネット取引所(eマーケットプレース)であるTransoraがGlobalNetXchange (GNX)とジョイント・ベンチャーを設立する。Transoraが米国時間1月8日に明らかにしたもの。

 「企業が複数の取り引きパートナと協調作業を進めるための巨大なハブ“megahub”を構築する」(Transora)としている。TransoraとGNXは,さまざまな業界の大手企業に新会社への投資を働きかける予定である。

 新会社は,EDIとXML対応のインターネットを介した接続や変換サービスを低価格で提供する。メンバー企業間のサービス,また共同プロモーション管理やCPFR(需要予測と在庫補充のための協働作業)といったバリュー・チェーンの簡素化を支援する。参加企業は自社の消費者向け再販サービスにも,新会社が提供する機能を適用することができる。

 GNXは小売り販売業者やサプライヤに向けた企業間インターネット取引所。米Oracleのインターネット取引所構築ソフト「Oracle Exchange」を用いている。出資企業にはフランスのCarrefour, SA,米Kroger,ドイツのMetro AG,英J. Sainsbury Plc,オーストラリアのColes Myer,Pinault-Printemps-Redoute SA社,米Sears, Roebuckなどが名を連ねる。

 一方,Transoraは消費者向け商品を扱う企業に向けた企業間インターネット取引所である。50社以上の大手企業が参加しているという。

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