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 世界2位のパソコン・メーカーの米Dell Computerが米国時間1月22日に,2000年11月~2001年1月期の業績が事前の予測を下回る見通しであると発表した。

 売上高は85億ドル~86億ドルで,前年同期比25~27%増となる見込み。純利益は前年同期から16~20%増加し,1株当たり利益は18~19セントと見込んでいる。同社は事前の予測で,売上高を87億ドル,1株当たり利益は26セントと発表していた。

 「出荷台数の伸び率は業界のそれを4倍も上まわったものの,業績は今期はじめの予測を下回る。世界全体における経済の後退とコンピュータやサービスへの需要低下が原因」とDell社は説明する。

 同社によると,今期の出荷台数は前年同期と比べて40%以上の増加になるという。「サーバー,ストレージ製品,ノート・パソコンなどの企業向けシステムが調だった」(Dell社)。

 正式な2000年11月~2001年1月期の決算報告は2月2日に行う予定である。

 なお,米Gartner Group Dataquestが2000年の世界パソコン市場に関する速報値を米国時間1月19日に発表したが,そのなかで「2000年第4四半期におけるパソコン出荷台数は世界市場で10%増,米国では6.4%増に留まった。主要市場が飽和状態に達したことが,市場全体の成長に大きな影響を与えている。新規出荷も,買い替え需要の低迷を埋め合わせることはできなかった」(Dataquest社Computing Platform Worldwideグループ,主席アナリストのCharles Smulders氏)と述べている。

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