米IBMが1999年に取得した特許数は2756件で,7年連続で米国トップとなった。1998年は2658件で初めて2000件を上回ったが,さらに増えた。2位につけた企業よりも900件以上も多いという。米国特許商標局が特許化した件数である。

 1990年代の同社の特許取得数は1万5000件を超え,80年代と比べ3倍。2位のキヤノンを2300件以上引き離した。

 IBM社上級副社長のNicholas Donofrio氏は「これらの特許技術が,今後IBM社の主要な戦略を押し上げていくものとなることは間違いない」とコメントしている。同社の特許資産は,1999年に同社Technology Groupが締結しているOEM契約からみて300億ドルの価値に相当する。また特許や知的財産権のライセンス契約による収入は,年10億ドルを超えるという。

 IBM社では,ハードウエアや関連部品に加え,ソフトウエア関連でも900件以上の技術を1999年に特許化した。同社の電子商取引における戦略の中核をなす。ネットワーク関連,システム関連,大規模サーバ,半導体,メモリ・チップ,ストレージ製品,ソフトウェアなど広範にわたり,あらゆる面で電子商取引をカバーする。

 ちなみにIFI CLAIMSの報告によると,米Microsoftの1999年取得特許数は353件で38位。米Oracleは50位までに入らなかった。

IBM社が1999年に取得した主な特許内容

・US5926798: Method and apparatus for performing computer-based on-line commerce using an intelligent agent(サービス事業者や顧客を対象にするエージェント技術を用いた電子商取引の方法と装置)

・US5870717: System for ordering items over computer network using an electronic catalog(電子カタログを用いたネットワークでの注文システム)。

・US5930643: Defect induced buried oxide (DIBOX) for throughput Silicon-on-Insulator (SOI) (Silicon-on-Insulator(SOI)向けのDIBOX(Defect induced buried oxide)技術)。

・US5900675: Organic controlled collapse chip connector (C4) ball grid array (BGA) chip carrier with dual thermal expansion rates(使用温度範囲の広いBGA技術)。

  • www.ibm.comに掲載の発表資料