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 「e-Businessデータ・センターの運用に不可欠な企業向けサーバーが,Linuxにとって次の主要ターゲットである」。米Intel副社長のWill Swope氏が米国時間2月1日に,ニューヨークで開催中の「LinuxWorld」で基調講演を行った。

 Linuxは,フロント・エンド・サーバで使われることが多い。データ・センターでインターネットや電子メールのトラフィックを処理する1台から2台のプロセサを搭載する小規模システムだ。しかし,より規模の大きいミッション・クリティカルなミッドティアやバックエンドのマルチプロセサ・サーバー機で使われていることは多くない。この分野に,Linuxとオープン・ソース開発コミュニティにとってのビジネス・チャンスがあるとSwope氏は指摘する。

 Swope氏は,Linuxサーバーが大規模システムに食い込むための手順について説明した。そのなかには,16ウエイの64ビット・マイクロプロセサ搭載のサーバー・プロジェクトや,業界全体を巻き込んだ開発プロジェクトも含まれている。Intel社をはじめとする企業が2400万ドルを投じた非営利のLinux関連研究施設「Open Source Development Lab」が先週オープンしたが,そこでは複数企業が参加するプロジェクトがすでに進行中だという。

 またSwope氏は,クラスタ接続したItanium搭載サーバから,ストリーミング・ビデオをPentium 4プロセサ搭載システムに送るデモを披露した。クラスタ・ソフトウエアは,Mission Critical Linux社の「Convolo」を使った。

 National Center for Supercomputing Applications (NCSA) ディレクタのDan Reed氏と行ったデモでは,クラスタ接続した4ウエイのItanium搭載Linuxサーバーを用意し,マッハ10の衝撃波が気泡にぶつかる様子のシミュレーションを披露した。

 さらにIntel社は,Linux対応製品とサービスも発表した。主な内容は以下の通り。

・「Intel Advanced Network Services for Linux」:負荷分散機能やフェイル・オーバ機能を備えるソフトウエアと,Linuxサーバーのネットワーク接続のためのサービス。サーバー機のボトルネックを軽減し稼働時間の延長を図る。

・「Intel Early Access Service」:Linux開発者向けの新サービス。WWWベースのサービス「Intel Developer Services」を通じてオンラインで提供する。Linuxの開発者はItanium対応アプリケーションの動作テスト,最適化,デバッグを行うことができる。

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