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 米Intelと米IBMが米国時間3月20日に,Intel社の携帯電話や通信機器向けアーキテクチャ「XScale」に関し,提携関係を拡大したことを明らかにした。Intel社が開発した無線携帯端末向けアプリケーション開発の枠組み「Personal Internet Client Architecture(PCA)」に沿った組み込みソフトウエアの提供者として,IBM社を推奨していく。ラスベガスで開催中のCTIA Wireless 2000で発表したもの。

 両社は次世代インターネット端末向けハードウエアおよびソフトウエアのソリューション提供で協力体制を敷く。消費者および企業ユーザーの両方に向けたソリューションを,機器ベンダーやアプリケーション開発者,キャリアなどに提供する。

 IBM社は組み込み向けミドルウエア「WebSphere Everyplace Suite Embedded Edition (ESEE)」や端末向けツールを,Intel社の「XScale」にポーティングする。

 XScaleは,無線インターネット・アクセスやネットワーキングなどのアプリケーションに向けた組み込み用途向けアーキテクチャである。StrongARMの技術をベースにしており,インターネット対応携帯電話機やインターネット・インフラ機器といった様々な機器で,低消費電力や高性能など幅広い要求を実現するよう設計された。

 Intel社は,IBM社のWebSphere ESEEとIntel社のPCAソフトウエア開発キット,ハードウエア・リファレンスを組み合わせて提供する。WebSphere ESEEは,端末とサーバー間の通信管理を行うほか,コンテンツやサービスの提供に用いる。セキュリティ機能を備えた信頼性の高いトランザクション環境を提供する。開発キットは2001年後半にも利用可能になる。

 両社は2000年10月にも,IBM社の「VisualAge Micro Edition Toolkit」を用いた車載システム向けクライアント・リファレンス・プラットフォームをXScale対応とすることで提携している。

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