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 WWW技術の標準化を進めているWorld Wide Web Consortium(W3C)が米国時間3月19日に,「Canonical XML 1.0」を勧告として発表した。

 「Canonical XML 1.0」は,W3Cが2000年11月に勧告候補として承認していたもの。XMLで記述した文書データを正規化形式(canonical form)にシリアル化する方法を定義する。同じ正規化表現をもつ文書は論理的に等価と見なすことができる。

 XML文書の処理過程で発生する本質的でない構文の変化は,「XML-Signature」をベースにした電子署名を無効にしてしまう。電子署名の処理中は,文書が一貫してシリアル化されていなければならない。Canonical XML 1.0は,このための仕様である。

 「Canonical XMLおよびXML-Signatureは,契約書や価格リスト,生産指示などといった文書の署名技術として非常に重要。電子商取引には欠かせない」(W3C)。

「Canonical XML」は,W3CとInternet Engineering Task Force(IETF)の共同作業グループ「XML Signature Working Group」が策定した。作業グループには,米IBM,米Microsoft,米Ariba,米Baltimore Techonologies,米Reuters,米PureEdgeなどが協力している。

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