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 米3Comが米国時間3月21日に,2001年1~3月期(同社の2001会計年度第3四半期)の決算を発表した。売上高は6億2960万ドル,前期の7億6670万ドルに比べ18%減。純損失は1億2280万ドル,1株当たり損失は0.36ドル,営業損失は2億2280万ドルである。前年同期の純利益は8030万ドルだった。3Comのインターネット・アプライアンス

 なお同社は今年2月28日に同四半期の業績予測について下方修正を発表しており(発表資料),このときは,売上高が6億2500~6億4000万の範囲内,リストラ費用や株式損益など一時的な項目を除いた実質純損失が1億3500~1億4500万ドル,営業損失は2億3500~2億4500万ドルになるとしていた。

 2001年1~3月期の売上高が前期に比べて減少した理由として,3Com社では同社の大半の製品カテゴリにおいて需要が減退したことをあげている。

 なお3Com社は米国時間2月26日に,大規模な人員削減計画を明らかにしており,このとき全従業員の13%にあたる約1200人を解雇するなどと発表していた。この計画に伴い来年度末までに総額10億ドルを削減する計画を立てている。

 3Com社では,2001年1~3月期に実施開始した人員/コスト削減策により,2億5000万ドルの支出削減を実現するとしている。さらに消費者向け事業で今後2億5000万ドルを削減する予定。これには広帯域モデム事業のコスト構造の改革,インターネット・アプライアンス製品の廃止などが含まれる。さらに人的資産,金融資産,物的資産の利用効率を上げることで5億ドルを削減するとしている。

 ちなみに3Com社は,2000年10月にインターネット・アプライアンス製品「Audrey」を発表している

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