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 スウェーデンのEricsson,米Motorola,ドイツのSiemens Information and Communication Mobile (IC Mobile)が米国時間3月21日に,モバイル・ゲームの開発と提供支援で協力体制を敷くことを明らかにした。3社はモバイル・ゲーム用共通プラットフォームの策定に向けた作業プログラムを始める予定である。

 3社はこのプログラムを通じて,モバイル事業者が幅広いゲーム・コンテンツを提供できるよう支援し,開発者には標準化したモバイル・ゲーム向けプラットフォームを提供するとしている。

 最初の取り組みは,Applications Programming Interfaces(API)とSoftware Development Kit(SDK)の開発。開発したAPIとSDKはソフトウエア開発者にライセンス供与する。2001年第3四半期に仕様をリリースする予定である。

 3社はプログラム開始とともに,携帯電話機やインフラ・ベンダー,プラットフォーム技術プロバイダ,ゲーム開発者,モバイル事業者,ゲーム・サービス・プロバイダ,システム・インテグレータといった他の業界企業とも協力を進めていく方針である。

 主な目的は以下の通り。

・モバイル・ネットワーク事業者とASP(Application Service Providers)が魅力的なアプリケーション群を配信できるよう支援する。

・ゲーム開発者のアプリケーション作成を促進する。導入が簡単で,多数のモバイル・ユーザーに受け入れられるアプリケーションを目指す。

・世界中の消費者が各種のインタラクティブなモバイル・ゲーム・コンテンツにアクセスできるようにする。これにより,次世代ネットワークや装置への需要増加を狙う。

 「魅力的なモバイル・ゲームはモバイル・インターネット市場全体を押し上げる効果的な役割を果たす」(Ericsson社Internet Applications部門副社長のJan Lindgren氏)。

 Ericsson社,Motorola社,Siemens社は,米Metrowerksとも提携を結んだ。Metrowerks社は,自社の統合開発環境「CodeWarrior Integrated Development Environment (IDE)」を3社が開発したモバイル・ゲーム・プラットフォームに対応させる。CodeWarriorは,ソニーのPlayStationや任天堂のGameCube向けゲーム・コンテンツ開発にも用いられている。

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[Ericsson社の発表資料1]