通信システム向けのユーザー統合管理APIの策定を行っている業界団体Presence and Availability Management(PAM) Forumが米国時間3月26日に,PAM APIのドラフト「version 1.0」を一般向けにリリースしたことを明らかにした。WWWサイトからダウンロード可能にする。

 PAMは,ユーザーIDやユーザーがネットワークにアクセス可能かなどのオーソライズされた情報を,通信システムが共有するための枠組み。ユーザーの状況に合わせて,インターネット,有線,無線などから最適なネットワークを選び,カスタマイズ・サービスを提供するようなことが可能になる。ユーザーにとっては,一つのIDが有線,無線を問わず共通に使える利点がある。

 PAMは,プライバシに配慮したメッセージング・サービスなどをはじめ,電子メール,ファクス,WWWブラウザやWWWサイト,モバイル端末,セットトップ・ボックス,無線通信,ページャ,メッセージング・サーバ,企業の通信システム,コール・センタ,会議システム,オンライン・ゲーム,コンテンツ配信,キャッシュ・エンジンなどでの利用を想定する。

 「音声/データ・サービスに向けたプレゼンス管理の重要性が急速に高まっている。PAMの提供により,エンド・ユーザー向けのプライバシ管理や通信制御,アプリケーション・プロバイダ向けの標準インタフェース,サービス・プロバイダ向け管理機能付きアプリケーションといった需要に対応する」(米Teltier TechnologiesのChief Technology OfficerでPAM Forum Technical CommitteeのChairmanを務めるGuda Venkatesh氏)

 米Lucent Technologiesと米Novellが2000年5月にPAMのドラフト第1版をリリースし,その後立ち上げた業界団体PAM ForumにスウェーデンEricssonやカナダのNortel Networks,米Evolving Systemsなどが参加している。現在のメンバー企業は以下の通り。

 Avaya,Ayeca,Bantu,BuzMe,Conita Technologies,ecrio,Illuminet Holdings,Ikimbo,InfoInteractive,Invertix,MagNetPoint,MessageVine,NexTone Communications,Odigo,Oz.com,Perceptive Network Technologies,TeleCommunication Systems,Teltier Technologies,Zama Networks,Zion Ltd,Wiral。

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