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 米Yahoo!が米国時間4月11日に,2001年第1四半期の決算を発表した。売上高は1億8020万ドルで,前年同期の2億3080万ドルから減収となった。一時的な費用を除いた実質純利益は764万ドル。前年同期の6051万ドルに比べ大幅な減益である。1株当たり利益は0.01ドル,前年同期は0.10ドルだった。

 一時的な費用を含めると1149万ドルの純損失である。前年同期の同じ条件の純利益は6760万ドルだった。

 低迷する経済情勢/資本市場への対策や,投資対象を成長分野に向けるため同社は2001年第1四半期に事業を包括的に見直したという。

 「第2四半期は業務の合理化やコスト見直しを行い事業を現在の市況に合わせていく」(Yahoo!社会長兼CEOのTim Koogle氏)。

 このコスト管理策の一貫として,同社は全従業員(3510人)の12%を削減するなどのリストラを予定している。これには主要サービス以外のサービスの廃止やその配置転換,マーケティングや販売,宣伝における自由裁量支出の削減,業務のアウトソーシング化,事業の集中化などが含まれるという。

 3月にYahoo!のサイトに訪れたユニーク・ユーザー数は1億9200万人。前年同月は1億4500万人だった。登録ユーザーのうち3月にサイトをアクセスしたのは6700万人で,前年同月に比べて60%増を記録した。1日当たりのページビューは11億ページビュー。2000年12月に比べて22%増である。

 なおYahoo!社は2001年4月5日に,フランスUniversal Music Group(UMG)とソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)のオンライン音楽/ビデオ・サービス事業である米Duetとサブスクリプション・サービスの提供に関して提携しており,こういった付加価値サービスは今後も継続して行っていく計画である。

 Yahoo!社は今後の業績の見通しについても明らかにした。2001年第2四半期の売上高は1億6500万ドルから1億8500万ドルの範囲を見込んでいる。EBITDA(利子,税金,減価償却費控除前利益)は1000万ドルの赤字か収支トントン。2001年通年のEBITDAは収支トントン~5000万ドルの黒字を見込む。

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