米PeopleSoftと米JustTalkは米国時間4月17日に,音声対話型の企業向けCRMアプリケーション「JustPractical」をPeopleSoft社の「CRM Sales」と組み合わせて提供することを明らかにした。

 すでに一般向けの提供を始めており,インタラクション・センター・サービスを手がける米Alta Resourcesが両社と契約したという。

 JustPracticalは事務所を離れて仕事をするセールスパーソンなどに向ける。外出先から個人や企業のデータを管理する機能を提供するもの。電話による音声対話で,電話連絡管理やTo-Doリスト,メモ,連絡先の情報,カレンダー管理といった機能が利用できる。なお2001年5月にも,セールス電話連絡のレポート/予測といった管理機能をJustPracticalに追加する予定である。

 JustPracticalは,米Nuanceの音声認識技術とJustTalk社の言語エンジン「Controlled Natural Language Engine」を取り入れている。この組み合わせにより「強力な企業向け音声対応アプリケーションの提供が実現した」(両社)。

 会話のインタフェース部分はJustTalk社の音声エンジンで実現している。この音声エンジンは,何十億という不連続の単語とその組み合わせを認識する。例えば,カレンダ管理の「JustTalk Calendar Management」は現在170京(10の18乗)の単語とその組み合わせに対応するという。

 「JustTalk社のJustTalk技術は我が社のCRM戦略の主要要素。そのインタフェースはこれまでにない可能性をもたらし,またデータの入力や取り出しが手軽で直観的に行える。このほかのアプリケーションにもJustTalkを取り入れていきたい」(PeopleSoft社CRM Product Strategy副社長のJohn Grozier氏)。

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