ベンチマーク・テストの標準化を手掛ける業界団体BAPCo(Business Applications Performance Corporation)が米国時間4月18日に,「SYSmark 2001」をリリースしたことを明らかにした。

 SYSmark 2001はインターネットのコンテンツ制作者やビジネス・アプリケーション・ユーザーの「1日」を想定し,これを反映する“シナリオ”を提供する。「複数のアプリケーションの同時実行など,現在のビジネス・ユーザーの利用パターンをエミュレートすることで,正確で現実的な性能評価を可能にする」(BAPCo)。14種類のアプリケーションで構成する。

 性能評価は,操作の開始から終わりまでの実行時間ではなく,ユーザーの操作に対するアプリケーションのレスポンス・タイムを測定することで行う。

 SYSmark 2001では電子メール,ファイル圧縮,ウイルス保護,WWWオーサリング,WWWアニメーションといった分野のアプリケーションを新たに追加した。インターネットのコンテンツ制作やビジネス・アプリケーションを広範にカバーする以下の14のベンチマークから成る。

・インターネット・コンテンツ制作:Adobe Photoshop 6.0,Adobe Premiere 6.0,Microsoft Windows Media Encoder 7,Macromedia Dreamweaver 4,Macromedia Flash 5

・ビジネス・アプリケーション:Microsoft Word 2000,Microsoft Excel 2000,Microsoft PowerPoint 2000,Microsoft Outlook 2000,Microsoft Access 2000,Netscape Communicator 6.0,Dragon NaturallySpeaking Preferred v.5,WinZip 8.0,McAfee VirusScan 5.13

 SYSmark 2001は,Windows 98 SE,Windows 2000,Windows MEに対応する。Windowsは英語版のほか,欧州の諸言語(オランダ語,フランス語,フィンランド語,ドイツ語,イタリア語,スペイン語),日本語,中国語の各言語版を利用できる。

 SYSmark 2001は,BAPCoと米MadOnion.comとの提携により提供する三つめの製品となる。MadOnion.com社がSYSmark 2001のマーケティング・サポートとディストリビューションを担当する。料金は199.95ドル。BAPCoとMadOnion.com社のWWWサイト(bapco.comおよびMadOnion.com)で注文できる。

 BAPCoは,コンピュータ関連の出版社,独立系テスト・ラボ,パソコン・メーカー,半導体メーカー,ソフトウエア・ベンダーなどで構成する非営利の団体である。以下の企業が参加している。Adaptec,Amdahl,CNET,Compaq Computer,Dell Computer,Federal Computer Week,HP(Hewlett-Packard),IBM,InfoWorld,Intel,Microsoft,NEC,VNU Business Publications,ZDNet。

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