米IDCが米国時間5月14日に,無線アプリケーション・サービス・プロバイダ(ASP)市場に関する調査結果を発表した。米国と欧州のエンド・ユーザー361人を対象にアンケートを実施したもの。それによると,回答者の61%が無線ASPの利用を検討するつもりだという。

 「無線ASP市場は大幅に成長する可能性があるが,どのようなタイプのサービスを提供するかが課題」と,IDCは指摘する。

 エンド・ユーザーの約80%が,無線で利用したいと考えるアプリケーションとして「電子メール」を挙げた。「顧客サービスとサポート」「統合メッセージング」「SFA(営業支援システム)アプリケーション」などを挙げる回答者も多かった。

 「無線対応機能の開発にリソースをつぎ込む前に,ASPは現在提供しているアプリケーションを見直す必要がある。エンド・ユーザーが無線ソリューション向けに希望するアプリケーションと一致するのであれば,無線機能の追加を進めるべきである」(IDC,Application Service Providers調査部門上級アナリストのJessica Goepfert氏)。

 希望に合ったアプリケーションに加え,統合機能を提供することも重要である。エンド・ユーザーの約53%が,社外のサービス・プロバイダに既存のITシステムと無線対応アプリケーションの統合を依頼するつもりだと回答した。

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