米Intelがオランダ時間5月17日に,Intel Architecture(IA)ベースのキャリア向けサーバー製品を2001年末までに投入することを発表した。アムステルダムで開催中の開発者会議「Intel Developer Forum 2001 Europe」にて,副社長のMike Fister氏が基調講演の中で明らかにしたもの。

 Intel社が提供するのはラック・マウント型のデュアル・プロセサ・サーバーで,厚さ1U(約4.5cm)および2U(約9cm)の2種類。まずはPentium IIIプロセサ・ベースのシステムを用意,続いてXeonプロセサ,Itaniumプロセサをベースにした製品を投入する。

 同製品は,米国および欧州のNetwork Equipment Building Speciation(NEBS)や欧州のEuropean Telecom Standard Institute(ETSI)の通信規格に準拠する。位置情報サービスや無線サービス,第3世代向けをはじめ,広範にわたる有線・無線の通信サービスに向ける。さらにIntel社はソリューションやミドルウエア製品の開発,OS対応やネットワーク・インフラなどに関し,主要キャリアの各社と協力体制を敷く。

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