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 米Microsoftは米国時間5月23日に,米Intelの64ビット・マイクロプロセサ「Itanium」向けの64ビット版Windowsの出荷計画について明らかにした。サーバー向けの「64-bit Windows Advanced Server Limited Edition」とワークステーション向けの「Windows XP 64-Bit Edition」を用意する。

 前者はOEM各社によるItanium搭載機の一般向け出荷に合わせて最終版をリリースする。後者はデスクトップ向け32ビット版(「Windows XP Home Edition」「Windows XP Professional」)の製品出荷開始日である2001年10月25日に最終版をリリースする予定である。

 なおMicrosoft社では,コンピュータ・ハードウエア・メーカや300社以上のアプリケーション開発者と連携しており,すでにこれら業界から64ビット版Windowsへの支援を取りつけているという。

 「既存アプリケーションを64ビット版へ移行させたいというISV(Individual Software Vendor)の要求は非常に強い。我々は64ビット版アプリケーションの開発を行うことができるラボを提供しており,常に20社のISVにこの施設を提供している。またオンラインでポーティングが行える端末も提供している。今年の夏はこの施設を他の地域にも拡大し,さらに数百のISVと協力していく」(同社Windows Division上級副社長のBrian Valentine氏)。

 Microsoft社は64ビット版Windowsで以下の用途を想定している。

 ・大規模なe-commerce/ドット・コム・サイト。
 ・大規模データベース・アプリケーション。OLAP(online analytical processing)やデータマイニングを含む。
 ・HDTV/DTVやゲーム,映画などに向けた3次元グラフィックス/アニメーションのコンテンツ制作。
 ・複雑な機械設計や分析。自動車や航空機といったエンジニアリング。
 ・科学/研究分野。天文学,人文科学,地球科学など。

 Microsoft社はWindows XP 64-Bit Editionで,既存の32ビット向けビジネス/企業アプリケーションをサポートしていくという計画についても明らかにした。このほかSQL Server 2000といったサーバー製品を64ビットに対応させていくという。

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