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 米Gracenote(旧名:CDDB)が米国時間5月24日に,米国特許商標局から音楽コンテンツ認識技術に関して2件の米国特許を取得したことを明らかにした。

 1件は特許番号6,230,192で,タイトルは「Method and System for Accessing Remote Data Based on Playback of Recordings」。1999年7月16日に申請し,2001年5月8日に成立した。79件のクレームから成る。コンピュータ・ネットワークを介してリモート機器にアクセスし,ID(識別データ)を用いて所望のオーディオおよびビデオ・ファイルを利用するための技術である。

 もう1件は特許番号6,230,207で,タイトルは「Network Delivery of Interactive Entertainment Synchronized to Playback of Audio Recordings」。1999年7月16日に申請し,2001年5月8日に成立した。11件のクレームから成る。ローカル接続した装置での音楽再生と同時に,リモート機器からの関連情報を同期をとって表示するための技術である。

 Gracenote社はこれらの技術を,音楽再生プレーヤやオンライン・アプリケーションに向けたメタデータと音楽コンテンツ情報の配信に利用する。音楽コンテンツのそれぞれにID(識別データ)を割り振れば,消費者が所望のサービスを探すキーワードとしてそのデータを使うことができる。たとえば,ある音楽コンテンツに関連するコンサートのチケットやCDの販売といったサービスと連携をとることも可能になる。

 なお同社は「Music Recognition Services (MRS)」と呼ぶサービスを手がけており,インターネット上で音楽CDのアルバム名,著作者名,トラック情報などを登録したデータベース,「CDDB(CD Database)」を運用・公開している。

 なおGracenote社は米Napsterと,著作権を侵害する楽曲のファイル交換停止に向けて協力すると3月13日に発表した。Gracenote社の文字列照合技術を使ってNapster社のファイル遮蔽システムを強化するという取り組みである。

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