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 フランスThomson multimediaが現地時間5月30日に,家庭ネットワークに向けたデジタル・コンテンツ保護の仕様「SmartRight」を発表した。またThomson社は,5月20日の週にロサンゼルスで開催されたCopy Protection Working Group (CPTWG)の会議で同仕様の提案を行ったことも明らかにした。

 SmartRightは,インターネットにおけるデジタル・コンテンツの違法配布行為を懸念する権利所有者やコンテンツ・プロバイダの要求に応えるもの。既存のコンテンツ保護技術を補完するものと同社は説明する。米大陸,欧州,アジアにおけるデジタル・ビデオの製品/サービスで利用できるという。

 SmartRightは,スクランブル技術を利用してデジタル・コンテンツを保護する。家庭内ネットワークではコンテンツはスクランブル化して転送する。スクランブルの解除は,ディスプレイ機器に取り付けた着脱可能なセキュリティ・モジュール,あるいはスマート・カードを用いて行う。

 SmartRightは家庭内ネットワークでの利用を想定してさまざまなルールを設けたところに特徴がある。

 例えばコンテンツの権利所有者が,それぞれのコンテンツに対し,「視聴のみ」「個人ネットワークでの利用のみ複製を許可」「自由に複製可能」といった選択肢を設定することができる。

 「好みの番組を録画したり,留守録したり,別の機器と共用したりと,消費者は“デジタル・リビングルーム”でも,これまでのアナログ環境と同じことをしたがっている。SmartRightには,これらのすべての機能を盛り込んだ。さらに許可のない再配布を防ぐ」(Thomson社Research and Innovation常住副社長のJean-Charles Hourcade氏)。

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