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 米Lucent Technologiesの会長兼CEOであるHenry Schacht氏が米国時間6月5日に,2001年4月~6月期(2001会計年度第3四半期)の業績について「明るい見通し」を示した。米国ジョージア州アトランタで開催中の通信業界の展示会「SUPERCOMM 2001」で行われた金融アナリスト向け会議で発表したもの。

 同四半期の継続事業ベースの業績見通しについて語ったもので,業績回復計画が予定通りに進んでいることを明らかにした。

 「市場が低迷していることは明らか」としながらも,「昨日確認した状態がこのまま続けば,前期の売上高59億1500万ドルを上回る数字が期待できる」と語った。利益については,「前期の実質1株当たり損失37セントから大幅に改善できる見通し」(同氏)としている。

 また同氏は実施中のリストラ策にも自信を持っているという。「これまで行ってきたリストラ策の成果を基盤にして,このペースをさらに上げる。それが我々の仕事」(同氏)。

 Lucent社は米国時間4月24日に,2001年1月~3月期(2001会計年度第2四半期)の決算を発表し,前年同期比で17.3%減収と37億ドルの純損失を報告していた。また1月には全従業員(10万6500人)の約10%に相当する1万人の削減などの大規模なリストラ策を発表していた。

 また同社は先日,フランスの通信機器大手Alcatel SAと合併について協議してきたことを正式に認めるとともに,合併交渉が合意に至らず,交渉を打ちきったことを明らかにしている。

 なおアナリスト会議の模様は,Lucent社のサイトで見ることができる(57分間)。

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