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 無料インターネット接続サービスを手がける大手ISP(Internet Service Provider)の米NetZeroと米Juno Online Servicesが合併することで合意に達した。両社が米国時間6月7日に明らかにしたもの。新会社の名称は「United Online」。

 本社はカリフォルニア州Westlake Villageに置く。合併完了後もNetZero社とJuno社を存続させ,それぞれをUnited Online社の100%子会社とする。

 両社によれば,2001年3月現在の両社の有効(アクティブ)会員のアカウント数の合計は700万以上。「米AOL(America Online)に次ぐ米国第2位のISPが誕生する」(両社)という。

 合併は株式交換方式で行う。NetZero社の株主は1株に対して0.2株のUnited Online株を,Juno社の株主は0.357株のUnited Online株を受け取る。合併作業完了直後のそれぞれの株主の保有株比率は,NetZero社の株主で約61.5%,Juno社の株主で約38.5%となる見込み。合併作業は2001年末にも完了する予定である。

 新会社は,NetZeroとJunoブランドの消費者認知度を高めていく方針である。NetZeroブランドによる無料インターネット接続サービスとJunoブランドによる有料サービスで,マーケティングを展開していくとしている。「両社それぞれが現在持つ無料インターネット接続サービスのユーザーが,今後の有料サービス展開における重要な収入源になる」(両社)。

 なお,2001年第1四半期の両社の売上高合計は4150万ドル(監査前)。両社の売上高合計に占める有料サービス売り上げの割合は60%(2470万ドル)。残りの40%(1680万ドル)は広告や電子商取引による収入となっている。

 Juno社は米国時間2000年6月に,広告/コンテンツ表示に関する同社の特許を侵害されたとしてNetZero社と米Qualcommを提訴していた(Juno社の発表資料)。

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[www.netzero.comに掲載の発表資料]
[www.juno.comに掲載の発表資料]