米Yankee Groupが米国時間6月25日に,ビデオ・オンデマンド市場に関する調査結果を発表した。ビデオ・オンデマンド市場は2001年末時点に6500万ドル以上の売上高を創出し,2005年末には19億8000万ドル規模に達するとみる。

■ビデオ・オンデマンド市場の売上高推移

  売上高(10億ドル)
2001年 0.07
2002年 0.42
2003年 0.97
2004年 1.43
2005年 1.98

出典:Yankee Group社

 大手映画会社が新たなタイトルのリリースに消極的なため利用可能なビデオ・オンデマンド向けのコンテンツが限られており,また帯域幅の課題が残っているにもかかわらず,ケーブルTV事業者は広範囲にわたってビデオ・オンデマンド・サービスの導入に取り組んでいる。

 「CATV統括運営会社(MSO)は個人向けのインタラクティブTVサービスを展開して,新たな収入源の獲得と会員確保を狙っている。ケーブル事業者によるビデオ・オンデマンド・サービスの導入は今後2年で急速に進むだろう」(Yankee Group社Media & Entertainment Strategies Planning Service部門アナリストのAdi Kishore氏)。

 その他の主な調査結果は以下の通り。

・通信事業者がビデオ・オンデマンドを短期間のうちに広範囲で導入することはない。

・帯域幅の制約にもかかわらずビデオ・オンデマンドの導入が進むため,サービスの中断といった問題が時折発生する。

・当初の限られたコンテンツ数はサービス料金に影響を与える。

・コンテンツのセレクションは,主に映画タイトルから幅広い番組タイトルへと徐々に増えていく。

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