米Cahners In-Stat Groupが米国時間7月2日に2001年第1四半期のネットワーク機器市場に関する調査結果を発表した。ネットワーク機器には広帯域向けモデム,T(テラ)ビット・ルータ,マルチサービス向けWANスイッチ,ハイエンド向けLANスイッチ,IPテレフォニ用ゲートウエイ,NIC(Network Interface Card)などが含まれる。出荷台数,売上高ともに前期と比べて減少する分野が多かった。

 主な調査結果は以下の通り。

・2001年第1四半期はデジタル・モデムの出荷台数が引き続き減少したものの,アナログ・モデムが回復した。主に内蔵型モデムが好調だった。ADSLとケーブル・モデムは同様に出荷台数が減った。すべての分野で平均販売価格が低下した前期と異なり,第1四半期はADSLの平均販売価格が上昇した。より多くの高性能製品が市場に登場したためである。

 アナログとデジタル・モデムの出荷台数は第2四半期もスローダウンが続き,第3四半期から回復が始まるとIn-Stat社は予測する。狭帯域接続から広帯域接続への移行がゆっくりと進み,デジタル・モデムの出荷台数はアナログ・モデムより急速に増加する。最も伸びるのはADSLの顧客宅内機器(CPE)である。

・Tビット・ルータの売上高は2000年第4四半期に2%減少し,2001年第1四半期は20%減の28億ドルまで落ち込んだ。ただし,前年同期と比べると9%成長している。ルータ分野全体の需要と平均販売価格の急落が,前期からの売り上げ低下を招いた。出荷台数は,第1四半期に8%減少した。

・マルチサービス向けWANスイッチの売上高は,2000年第4四半期と比べて4%減少した。売上高の過半数はATM関連機器が占めた。メーカー別では米Lucent Technologiesが首位に返り咲き,カナダのNortel Networksは2位に転落した。米Cisco Systemsは企業向け分野で優性を保っているが,企業向け分野は全体的に売り上げが下降している。フランスのAlcatelは,マルチサービス向けWANスイッチ全体の売上高が前期と比べて約20%成長した。

・マルチサービス向けスイッチ用の音声ゲートウエイは,第1四半期における出荷台数が35万8940ポート。2000年通年の出荷台数は109万1900ポートだった。Nortel社が引き続きこの分野をリードしている。

・NICは出荷枚数が12%減の1110万枚,売上高は16%減の5億2600万ドルとなった。技術予算の削減と季節的な要因が影響した。

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