米国のIT業界団体であるITAA(Information Technology Association of America)が米国時間7月11日に,連邦政府機関向けASP(Application Service Provider)のサービス・レベル契約(SLA:Service Level Agreements)に関するガイドライン「ASP SLA Guidelines for Federal Market」を公開した。

 連邦政府のASPサービス購買担当者が,ASP事業者とSLAを結ぶ際に考慮すべきことなどをまとめた。セキュリティ/トラッキング/レポートに関する情報や,システムの性能,修復,更新に関する情報などが含まれる。

 連邦政府の物資/サービス購入は,連邦調達規則(FAR:Federal Acquisition Regulation)の12条によって規定されているため,政府機関向けのSLAは一般とは異なる特徴を持つ。またITAAが最近行った調査では政府の購買担当者はASPサービスの購入に関して混乱しているという。このガイドラインを用いることで,「宣伝文句に惑わされず,ASPモデルが自分の求める目的に合致するかを把握するのに役立つ」(ITAAプレジデントのHarris N. Miller氏)。

 ITAAでは,このガイドラインがASPの連邦政府市場への進出に大きく貢献するものと位置づけている。

 ガイドラインはITAAのWWWサイトで入手できる。
・ASP SLA Guidelines for Federal Markethttp://www.itaa.org/asp/itaaslafed.pdf(PDF書類)

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