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 米OracleとWingcast社は米国時間7月12日に,次世代の無線対応テレマティックス・サービス提供に関して戦略的提携を結んだと発表した。Wingcast社は米Ford Motorと米QUALCOMMが設立したテレマティックス・サービスのジョイント・ベンチャーである。

 なお,自動車産業で使われる「テレマティックス」という言葉は,車載/組み込み電子機器のシステムや技術を指す。無線音声/データやGPS(Global Positioning Systems)といった通信技術を用いる。

 Wingcast社とOracle社はサンディエゴに開発センター「Accelerated Development Center(ADC)」を開設する。センターではテレマティックス・サービスの開発,テストおよび導入を行う。

 Oracle社はWingcast社の主要戦略技術パートナとなる。一方,Wingcast社は「Oracle9i Application Server Wireless」や「Oracle9i Database」などのOracle社製品をベースにしたテレマティックス・サービスを消費者に提供する。サービスの対象となるクルマはFord社や日産自動車の2003年モデルで,2002年半ばに市場に登場する。

 Oracle社とWingcast社はモバイル向けアプリケーションとサービスの開発を促進し,「ユーザーの安全性を高め,車内および車外からいつでもアクセスできる情報やエンターテインメント・アプリケーションを提供する。携帯電話機やPDAなど各種の無線機器で利用可能にする」(両社)としている。

 両社が注力する無線対応テレマティックス・サービスの分野は,通信,情報/エンターテインメント,モバイル機器を使った電子商取引(mコマース),企業や個人の情報,安全性/セキュリティ関連など。また両社は,位置情報サービスに関しても協力体制を敷く。

 ちなみに米IDCによると,1998年のテレマティックス市場は10億ドル規模だったが,2010年には420億ドル規模に成長するという。

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