PR

 米Apple Computerが米国時間7月17日に,2001年4~6月期(2001会計年度第3四半期)の決算を発表した。6100万ドルの純利益を計上した。1株当たり利益は0.17ドルである。

 Apple社は前年同期に純利益2億ドル,1株当たり利益0.55ドルを報告しており,これに比べて大幅な減益となった。ただし,2000年10~12月期(2001会計年度第1四半期)の1億9500万ドルの赤字から,前期(2001会計年度第2四半期)に4300万ドルの純利益で黒字転換を果たしていた。

 2001年4~6月期の売上高は14億7500万ドルで前年同期(18億3000万ドル)に比べて19%減,前期に比べ3%増。粗利率は29.4%。前年同期の粗利率は29.8%だった。米国外での売り上げ比率は44%となった。

 なおApple社は米国時間3月14日に米PowerSchoolを買収する計画を明らかにしており,これにかかった費用の一部として700万ドルを計上している。また2001年4~6月期には,株式投資により得た700万ドルの税引き後利益を計上しており,PowerSchool社買収関連費用と相殺した格好になった。

 「この四半期は教育市場での業績が素晴らしかった。前年同期比も著しく伸びた。またiBookが素晴らしい四半期だった」(Apple社CEOのSteve Jobs氏)。

 2001年4~6月期の製品別の出荷台数(売上高)は,iMacが30万6000台(2億9000万

ドル),iBookが19万台(2億5900万ドル),PowerMac G4が22万5000台(4億1500万ドル),PowerBookが10万6000台(2億6100万ドル),周辺機器/ソフトウエアなどの売上高は2億5000万ドルである。なおPower Mac G4 Cubeについては米国時間7月3日に製造の無期限中止を発表している

 全体の出荷台数は82万7000台(14億7500万ドル)で,前年同期に比べ19%減(売上高19%減),前期に比べ10%増(売上高3%増)となった。iBookが前年同期に比べ81%増(売上高59%増),前期に比べ245%増(売上高270%増)と好調だったものの,iMacは前期比2%増(売上高1%増)にとどまっており,PowerMac G4は前期比14%減(売上高17%減),PowerBookは前期比21%減(売上高23%減)と落ち込んでいる。

  2000年Q4 2001年Q1 2001年Q2
iMac 30万台 2億8600万ドル 44万7000台 4億5300万ドル 30万6000台 2億9000万ドル
iBook 5万5000台 7000万ドル 10万5000台 1億6300万ドル 19万台 2億5900万ドル
PowerMacG4 26万2000台 5億300万ドル 35万1000台 6億4400万ドル 22万5000台 4億1500万ドル
PowerBook 13万4000台 3億4100万ドル 11万3000台 2億8600万ドル 10万6000台 2億6100万ドル

◎関連記事
<決算>
米アップル3月期決算,黒字転換,PowerBookの売上高が前期比306%増
米アップルの12月期決算,純損失1億9500万ドルで3年ぶり赤字,売上高は57%減
<Apple社動向>
「Mac OS XがMacintoshを救う,ユーザーの2/3以上が夏までに移行」と米調査
「やっぱり教育市場!」,米アップルが学生情報システムのPowerSchoolを買収
<Apple社製品関連>
米アップルが「Cube」の製造を無期限中止,売り上げは当初の1/5に低迷
米アップルがPowerBook G3用ACアダプタをリコール
【TechWeb特約】「斬新なデザインの新製品群にアップルの社運を賭ける」とジョブズ氏
Appleが新製品--CD-RW装置搭載「G4 Cube」や「iMac」など追加
Appleに何が起きたのか? 株価急落の背景を探る
米アップルが「Titanium PowerBook G4」を発表,厚さ2.5cmの薄型ノート

[発表資料へ]