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 米IBMが米国時間4月18日に,2001年第2四半期の決算を発表した。売上高は216億ドルで前年同期に比べ横這い。為替差損を含まない場合は同5%増となる。純利益は20億ドルで前年同期の19億ドルに比べ5%増となった。1株当たり利益は1.15ドルで前年同期の1.06ドルに比べ8%増。

 IBM社会長兼CEOのLouis V. Gerstner, Jr.氏は次のように述べている。「他社はつまずいている状態だが,我が社は売り上げを伸ばし,営業利益の記録を達成した。また最も重要なことに,我々は戦略的ビジネスのほぼすべてのカテゴリーでシェアを拡大することができた」(同氏)。

 同氏によれば,好調だったのはサービス部門(メンテナンスを除く)でその売上高は15%増。同部門は2001年第2四半期に160億ドルの契約を受注したという。またサーバー市場でのシェアを3期連続して拡大した。半導体部門も重要なOEMから新たな契約を獲得したという。

 ただし,「ライバル企業が直面している問題を回避できたわけではない」と同氏は付け加え,パソコンとハード・ディスク製品が低迷したと説明している。また今後も為替差損による影響があるという。またOEMが購入を削減していることから半導体事業にも変調の兆しが表れているという。

 部門別では,ハードウエアの売上高が87億ドルで前年同期と比べて5%減(為替差損を考慮しない場合は1%減)。「zSeries」製品系列は好調で,メインフレームの出荷台数が40%増となった。「pSeries」のUNIXサーバーと中位サーバー「iSeries」は売り上げを減らした(為替差損を考慮しない場合は増収)。pSeriesのハイエンド・モデルと「iSeries」は欧州で売り上げを伸ばした。このほか売り上げが伸びたのはストレージと半導体部門。パソコンとハード・ディスクは落ち込んだ。

 IBM Global Services(メンテナンスの事業を含む)の売り上げは7%増えて(為替差損がない場合は13%増),87億ドルとなった。このうちe-businessサービスの売り上げは30%増となっている。

 ソフトウエアの売り上げは30億ドルで,前年同期に比べて5%減。「WebSphereとDB2が著しく伸びた」(IBM社)が,Tivoli製品は移行期にあり売り上げが減った。

 売り上げを地域別でみると,米大陸が96億ドルで前年同期比1%減(為替差損がない場合は横這い),欧州/中東/アフリカが58億ドルで1%減(同7%増),アジア太平洋地域は43億ドルで2%減(同10%増)だった。OEM向け売り上げは19億ドルと11%伸びた(同12%増)。

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