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 英Sophosが米国時間7月18日に,2001年上半期におけるコンピュータ・ウイルスの被害状況に関する調査結果を発表した。最も頻繁に検出されたウイルスは「Magistr」だった。ワースト10は以下の通り。

1. W32/Magistr-A 12.7% Magistr
2. VBS/VBSWG-X 11.9% Homepage
3. W32/Apology-B 10.1% Apology
4. W32/Hybris-B 9.3% Hybris
5. VBS/SST-A 7.0% Anna
6. VBS/Kakworm 6.7% Kakworm
7. W32/Navidad-B 6.1% Navidad
8. W32/Badtrans 3.8% Badtrans
9. W32/Flcss 2.2% Funlove
10. VBS/Lovelet-AS 1.8% Lovebug
その他 28.4%  

出典:Sophos社

 「破壊力の強いMagistrの被害報告が,よりメディアを騒がせたHomepageやAnna Kournikovaなどのウイルスを上まわった。Magistrは電子メールを利用して繁殖する際に件名やテキスト本文をランダムに作成するため,Magistrだと判断することが難しい。人々が依然として,勝手に送られてくる電子メールの添付ファイルをすぐに開けてしまうため,Magistrの被害が広がっている」(Sophos社Sophos Anti-Virus部門上級技術コンサルタントGraham Cluley氏)。

 2位のHomepageは2001年5月に急速に被害が広がったワームで,感染したコンピュータをアダルト・サイトにアクセスさせる。3位のApologyは,感染したコンピュータがアンチウイルス情報を掲載するWWWサイトにアクセスできないようにしたり,アンチウイルス・ベンダからの電子メールを受け取れないようにする。

 登場時にメディアを騒がせたAnna Kournikovaは5位で,全報告件数に占める割合は7%だった。数日間で数百万人に被害を与えたが,急速に沈静化した。

 その他の2001年上半期における主なウイルス報告は以下の通り。

・インスタント・メッセージング・サービスを攻撃するウイルス「FunnyFile」や「Choke」が初めて検出された。

・「SULFNBK.EXE」というウイルスが6月1日発症するというデマのウイルス情報が流れた。

・Linuxに感染する「Ramen」ワームの被害報告が1月に届けられた。

 ちなみにSophos社が2001年上半期に検出した新種ウイルスは6127種類にのぼるという。

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