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 米Microsoftは米国時間7月24日に,大学などの学術研究機関に向けた取り組みを発表するとともに,統合開発環境(IDE:integrated development environment)「Visual Studio .NET Academic」の提供やWindows CE 3.0のソース・コードの学術研究機関向けライセンスなどについて明らかにした。

 世界の学術研究機関から300人のメンバーが集まった「Faculty Summit」でMicrosoft社会長兼チーフ・ソフトウエア・アーキテクトBill Gates氏が発表したもの。

 Visual Studio .NET Academicは,「高等教育機関とMicrosoft社の協力によって生まれた開発ツール」(Microsoft社)。Visual Studio .NET AcademicにはVisual Studio .NET Professionalのすべての機能を備えるという。

 このほかVisual Studio .NET Academicには,コース管理ツール,Visual Studio .NET Academicを短時間で利用できるようにするドキュメント,CやC++のアプリケーションを作成できるアプリケーション・ウィザード,コード・サンプルなどが含まれる。

 Visual Studio .NET Academicは2001年末までに出荷する予定。Visual Studio .NET製品系列と同時になる。なお同会議に出席したメンバーにはVisual Studio .NET Academicの「Beta 2」を配布するという。

 Windows CE 3.0のソース・コードの学術研究機関向けライセンスは,同社が2001年5月に発表したソース・コード開示プログラム「Shared Source」を拡張するものと位置づける。これは「Windows CE Shared Source」と呼ぶライセンスで,非商業利用に限って,学術研究機関のユーザーなどにソース・コードの再配布や修正を許可する。Windows CE Platform Builder 3.0(無償の評価版も含む)のユーザーであれば同社のWWWサイト(http://www.microsoft.com/windows/embedded/ce/tools/source/default.asp)から無償でダウンロードできる。

 なおFaculty SummitはMicrosoft社と学術研究機関が集まる会議である。「最新の工学技術やコンピュータ科学の研究などを進めるためのアイデアの共有や協力を目的とする」(Microsoft社)。大学などの教育機関との連携を図り教育機関における技術革新を支援するMicrosoft社の部門,Microsoft Research University Relations部門がスポンサーになっている。

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