米MP3.comが米国時間7月25日に,ハードウエアおよびソフトウエアの開発者向けコミュニティ「MP3 Developers Network(MP3DN)」を開設したことを明らかにした。開発ツールやリソースへのアクセスを無償で提供する。

 MP3DNで提供されるツールは,MP3形式のストリーミング・メディアをWWWサイトやハードウエア,アプリケーションなどに組み込むための「Music Interoperating System API」,楽曲ファイルや音楽情報,サービスなどへのアクセスを提供する「XML Content Feeds」など。

 また,サード・パーティによるソフトウエア・ソリューションなども提供されている。ユーザーがWWWブラウザを介さずにMP3.comのサイトで提供されている音楽コンテンツにアクセスするためのアプリケーション「MP3 Explorer Pro」(米Nehuen Multimedia)などが利用できる。

 このほか,リソースとしてマーケティング・サポートや掲示板の利用なども無償提供している。マーケティング・サポートには,コンテンツのレビュー,MP3.comページでのバナー広告やリンクの設置,ニューズレターの発行などが含まれる。

 MP3.com社はMP3DNで利用可能なツールやリソース,サービスの詳細をWWWサイトで公開している。

◎関連記事
<MP3.com社関連>
MP3.comが「My.MP3」に新機能「Similar Albums」,好みに合ったCDを推薦
MP3.comがセントポール国際空港に音楽配信サービス「Business Music Services」を提供開始
米MP3.comが音楽著作権登録のオンライン・サービス,5分で手続き,費用は60ドル
米MP3.com,オーディオ配信サービスの開始を発表,個人からビジネスまでカバーする7種類の料金プラン
MP3.comが新サービス「netCDs」を発表。音楽アルバムをネットで保存・管理可能に
米MP3と米インタービデオがMP3ファイルの拡張機能を提供

<市場>
「2006年には米音楽市場の1/3がオンラインからの売り上げ」と米Media Metrix
「MP3などデータ圧縮型音楽プレーヤの出荷台数は2005年に約2600万台」と米IDC

[発表資料へ]