米MP3.comが米国時間7月25日に,ハードウエアおよびソフトウエアの開発者向けコミュニティ「MP3 Developers Network(MP3DN)」を開設したことを明らかにした。開発ツールやリソースへのアクセスを無償で提供する。
MP3DNで提供されるツールは,MP3形式のストリーミング・メディアをWWWサイトやハードウエア,アプリケーションなどに組み込むための「Music Interoperating System API」,楽曲ファイルや音楽情報,サービスなどへのアクセスを提供する「XML Content Feeds」など。
また,サード・パーティによるソフトウエア・ソリューションなども提供されている。ユーザーがWWWブラウザを介さずにMP3.comのサイトで提供されている音楽コンテンツにアクセスするためのアプリケーション「MP3 Explorer Pro」(米Nehuen Multimedia)などが利用できる。
このほか,リソースとしてマーケティング・サポートや掲示板の利用なども無償提供している。マーケティング・サポートには,コンテンツのレビュー,MP3.comページでのバナー広告やリンクの設置,ニューズレターの発行などが含まれる。
MP3.com社はMP3DNで利用可能なツールやリソース,サービスの詳細をWWWサイトで公開している。
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