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 米Network Associatesの子会社McAfeeのオンライン事業部門McAfee.comが米国時間7月30日に,「SirCam」ワームの感染状況をリアルタイムで追跡調査した結果を発表した。それによると,SirCamは全世界で猛威を振るい続けているという。

 過去7日間に,北米ではパソコン全体の12%,南米では同18%,欧州では同11%,アジアでは同19%の感染が報告された。北米に関しては,2000年5月に最初の感染例が報告された「ILOVEYOU」ウイルスよりも被害が拡大しており,被害総額は100億ドルにのぼるとみる。

 この追跡調査は,McAfee.com社の会員100万人以上と,パソコン・チェックのために同社サイトを訪れたユニーク・ユーザー80万人のパソコンをスキャンしたデータを集計したもの。

 SirCamは,電子メールの件名と添付ファイル名をランダムに選ぶことで,ウイルスではないように見せかける。感染すると,パソコンの電子メールのアドレス帳に載っている全ての宛先に電子メールを送付する。McAfee.com社のウイルス緊急対策チームのAVERTは7月23日に,SirCamの危険度を「高」と評価した。

 「ウイルスは通常,最初に感染が検出されてから数日後には被害数が減る。しかしSirCamの場合は,ファイル名のランダム性からすぐには気が付かないために,メールを受け取った人はウイルス感染した添付ファイルをクリックしてしまう。優れた最新のウイルス保護ソフトを使用するだけでなく,電子メールの添付ファイルを開く際に充分注意することが重要だ」(McAfee.com社ウイルス研究マネジャーのApril Goostree氏)。

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