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 米VA Linux Systemsが米国時間8月23日に,2001年5~7月期(2001会計年度第4四半期)と通年の決算を発表した。2001年5~7月期の純損失は2億9000万ドル。赤字幅は前年同期の純損失4800万ドルから大幅に拡大した。

 1株当たり損失は5.58ドルとなった。これは主に営業権/無形資産に対する支出や,システム・ハードウエア事業からの撤退に伴うリストラなどにかかった2億6700万ドルの費用が要因となっている。売上高は1600万ドル。前年同期の売上高は5000万ドルだった。

 通年の業績では,売上高が1億3500万ドルで前年の1億2000万ドルから増収となった。しかし純損失は5億2500万ドルとなり,赤字幅が前年の純損失9000万ドルから大幅に拡大した。

 なお同社は米国時間6月27日に,日本以外の地域でシステム・ハードウエア事業から撤退するという大規模な組織再編計画を明らかにしている

 VA Linux社は同日,日本以外におけるシステム・ハードウエアのすべての受注/出荷を完了し,この業務を閉鎖したことを明らかにした。これに伴い,2001年8~10月期(2002会計年度第1四半期)の売上高は300万~400万ドルの範囲となる見通しである。営業損失は1000万~1300万ドルの範囲を見込む。なおこれには8月に出荷したシステム・ハードウエア製品の業績は含まれない。

 VA Linux社はすでにソフトウエア開発のための協業アプリケーション「SourceForge」を中核とした事業展開を進めている。「この2カ月間で大規模な転換を行った。今後はアプリケーション・ソフトの新戦略のもと,我々のソフトウエアの知識・技術を提供していく。我々は営業費用や現金支出を削減しており,これが安定性をもたらすだろう」(CEOのLarry M. Augustin氏)

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