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 米Sun MicrosystemsとオランダのRoyal Philips Electronics傘下のPhilips Digital Networksがオランダ時間9月17日に,「MPEG-4」準拠のソリューション提供および普及促進に関し,提携関係を拡大することを明らかにした。

 無線通信や広帯域接続におけるマルチメディア・コンテンツのストリーミング配信技術に関する従来の技術協力関係を拡大する。

 具体的には,Philips社がSun社から「StorEdge Media Central」サーバー技術のライセンス供与を受け,自社のMPEG-4向けサーバー「WebCine Server」に組み込む。SolarisやCobalt環境でのストリーミング配信に向ける。WebCineはPhilips社が提供しているMPEG-4製品ファミリで,WebCine Serverのほか,大規模サーバー「WebCine Server Enterprise」,ワークステーション「WebCine Encoder」,再生プレーヤ「WebCine Player」などから成る。

 また両社は,広帯域市場や無線通信市場に向けたMPEG-4製品および関連技術のマーケティング,プロモーションでも協力体制を敷く。パソコンや携帯電話をはじめ,今後投入される家庭用エンタテインメント機器などに向けたストリーミング配信ソリューションの拡大を図る。

 なお両社は,米Apple Computer,米Cisco Systems,米IBM,米Kasennaとともに,2000年12月に,インターネットのストリーミング配信技術の標準化団体「Internet Streaming Media Alliance(ISMA)」を立ち上げている。ストリーミング・メディア配信/管理の圧縮技術にオープン技術を導入して相互運用性の確保を図るとして結成したもの。参加企業は現在25社。米Microsoftや米RealNetworksなどは参加していない。

 Philips社は同日,オランダのアムステルダムで開催中の放送器材見本市「International Broadcasting Convention(IBC)」で,MPEG-4技術の相互運用性のデモンストレーションを行った。WebCine製品とSun社のプラットフォームや他のISMAメンバーの機器や技術を組み合わせた。

 WebCineはLinuxなどのオープン環境のほか,Windows環境にも対応する。Windows 95,Windows 98,Windows Millenium Edition(ME),Windows NT,Windows 2000で利用可能である。WebCine Playerは,WWWサイト(http://www.mpeg-4.philips.com)で無償配布している。

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