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 米IBMが米国時間9月18日に,企業間(BtoB)電子商取引ソフトウエア「WebSphere Commerce Business Edition Version 5.1」を発表した。リアルタイムの協業作業,取引関係管理,きめ細かいアクセス制御などの機能を備える。

 「動的な協業作業や仮想チームの環境を企業間ECに組み入れた初めての電子商取引ソフトウエア」(IBM社)。

 WebSphere Commerce Business Edition Version 5.1はとりわけ,商品を販売する側の企業に向けて設計したと同社は説明する。見積もり依頼(RFQs:requests for quotes)や取引相手との契約,複雑な受注手続きなどを自動化した。

 WebSphere Commerce Business Edition Version 5.1の協業環境を実現するのは,Lotus Development部門のインスタント・メッセージング機能「Sametime」と協業機能「Quickplace」である。これらの機能を組み込むことで,買い手と売り手がリアルタイムで契約について交渉したり注文について細かく打ち合わせすることが可能となる。「ドキュメント共用など,実際のビジネスと同じ協業作業が行える」(IBM社)。

 同社が発表したWebSphere Commerce Business Edition Version 5.1の機能概要は以下の通りである。

・リアルタイムの協調作業
 SametimeおよびQuickPlaceによるリアルタイム協業作業環境。またブラウザのリダイレクト機能を備えており,適切なサイトに顧客を誘導できるなど,よりよいサービスを顧客に提供できるという。

・ビジネス・リレーションシップ管理
 直感的なブラウザ・ベースのインタフェースで,ビジネス・ポリシや契約内容などの修正・調整を容易に行うことができる。例えば顧客アカウントの管理者が,IT部門の助けを借りることなく特定顧客向けにカタログや,価格,契約条件をカスタム化できる。

・注目/在庫管理
 未納注文や返品,分割注文,発送の予定日や確認などの機能で,業務効率の向上が図れる。

・きめ細かいアクエス制御
 アクセス制御を詳細に設定しセキュリティの向上が図れる。

・サンプル店舗
 各種のテンプレートや設定済みレポートなど,すぐに使えるサンプル店舗を用意している。コード・メンテナンスにかかるコストを削減し,店舗構築の作業負担を軽減する。

 WebSphere Commerce Business Edition Version 5.1は,英語の開発者版(Windows向け)を2001年11月30日に出荷する予定である。他の言語および他OS向けは,2002年はじめにも利用可能になる予定。価格は12万5000ドル/1CPUから。

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