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 「企業において,インスタント・メッセージング(IM)サービスを利用する従業員が急速に増えている。企業は深刻なセキュリティの問題に直面するだろう」---。米Gartnerが米国時間10月11日に,フロリダ州レイクブエナビスタで開催中の「Gartner Symposium/ITxpo」で,IMに関する分析結果を発表した。

 「2003年には,70%の企業でフリーのIMサービスが利用されるようになる。ただしこれは,IT管理部門やサポート部門とは関係なく,従業員が勝手にIMを導入する結果だ」(Gartner社)。

 Gartner社副社長兼調査ディレクタのDavid Smith氏は,「かつて,電子メールもIMと同様のパターンで導入が進んだ。電子メールに関して,企業がセキュリティ,信頼性,ビジネス・ポリシーの問題を正しく理解し解決するまでには,10年以上の期間がかかった」と指摘する。「今度はIMの使用に対して注意を払う必要がある。そうしないと,電子メールで味わった苦い経験を繰り返すことになる」(同氏)。

 Gartner社によると,多くの従業員がスムーズに業務を進めるために,あらゆる業務処理でIMを日常的に使用しているという。「正しく管理し,業務ワークフローにIMを取り入れれば,リアルタイムに業務を遂行する能力を大幅に向上することができる」(同社)。

 またGartner社は,IMサービス市場の状況についても触れた。「現在のところ米Microsoftと米AOL Time Warnerの米America Online(AOL)がシェア争いを繰り広げているが,勝敗はなかなか決まらないだろう」(同社)と述べた。

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