米Compaq Computerが米国時間10月11日に,米郵政公社(USPS:U.S. Postal Service)とITインフラ供給に関して5年間の契約を結んだことを明らかにした。Windowsマシンを提供する。Compaq社は,約10億ドルの売り上げを見込んでいる。
今回発表した契約は「ADEPT2」と呼ぶ。Compaq社は1994年にUSPSと「ADEPT1」契約を結んだ。ADEPT1では,3万2000台以上のサーバー,18万台のデスクトップ・パソコン,5万台のノート・パソコンなどの製品やサービスをUSPSに提供したという。12億ドル規模の受注だった。
ADEPT2のもと,Compaq社はUSPSの分散コンピューティング環境全体にわたって,サービスとサード・パーティ製を含めた製品を供給する。
Compaq社のサービス部門Global Servicesが,米国,プエルトリコ,グアム島における4万2000カ所のUSPS支店のサポートを行う。Compaq社はUSPSプログラム管理のために,通話料無料の専用電話番号を開設した。また米IBMと提携し,ADEPT2の調達要求に応えるよう製品とサービスの拡充を図る。
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