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 データ・センターやキャリアといった企業市場でのLinux普及促進を目指す非営利団体Open Source Development Lab(OSDL)が米国時間10月15日に,同研究所が提供するサービスの拡張機能「Scalable Test Platform(STP)」を発表した。オープンソース開発者がLinuxカーネルの拡張を自動でテストできるようにする。

 「企業向けLinuxソフトウエアの開発者に安定したテスト環境を提供する」(OSDL LabsディレクタのTim Witham氏)。STPでは各種のテスト,カーネル・ツリー,サーバー構成を用意する。「Linuxの特性と質を高め,オープンソース・ソフトエアの開発促進を目的とした性能測定と比較のための手法を提供する」(OSDL)としている。

 テスト・データはすべて保存する。ユーザーはテスト結果をOSDLのWWWサイトに掲載することが可能。

 STPにはOSDLのWWWサイトを通じてアクセスでき,カーネルのパッチやアップグレードはOSDLのテスト研究所に送られる。テスト研究所では1ウエイから最大16ウエイのシステムでテストを行う。ユーザーが拡張したLinuxカーネルをコンパイルし,OSDLの専用サーバーにインストールしてテストを行う。結果はテスト申込者に報告し,将来の参照のためにWWWサイトに掲載する。

 STPで利用できる性能とテストには,「dbench」「LMBench」「Bonnie」ベンチマークのほか,Linux用自動テスト・ツールの開発プロジェクト「Linux Test Project」が開発およびコンパイルした性能テストのライブラリが含まれる。

 Linuxに関する情報は総合IT情報サイト『IT Pro』の「Linux」で詳しくお読みいただけます。

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