PR

 米Apple Computerが米国時間10月17日に,2001年7~9月期(2001会計年度第4四半期)と通年の決算を発表した。9月期の純利益は6600万ドル,1株当たり利益は0.19ドルとなった。前年同期は純利益1億7000万ドル,1株当たり利益0.47ドルを報告しており,これに比べて大幅な減益となった。

 ただし,Apple社は2000年10~12月期(2001会計年度第1四半期)の1億9500万ドルの赤字から,2001年1~3月期期(2001会計年度第2四半期)に4300万ドルの純利益で黒字転換を果たし,以来3期連続して黒字を維持している。

 9月期の売上高は14億5000万ドルで,前年同期の18万7000万ドルに比べ22%減。粗利率は30.1%。前年同期の粗利率は25.0%だった。米国外での売り上げ比率は41%となった。

 通年の業績では,純損失が2500万ドル,売上高は53億3600万ドルとなった。前年度の純利益は7億8600万ドル,売上高は79億8000万ドルだった。

 2001年7~9月期の製品別の出荷台数(売上高)は,iMacが29万4000台(2億7600万ドル),iBookが25万1000台(3億3400万ドル),PowerMac G4が24万8000台(4億6500万ドル),PowerBookが5万7000台(1億2700万ドル),周辺機器/ソフトウエアなどの売上高は2億4800万ドルである。

 2001年7~9月期の出荷台数合計は85万台で前年同期に比べ24%減,前期に比べ3%増だった。

 2001年7~9月期における製品別の出荷台数(売上高)は以下の通り。

・iMac: 前年同期比49%減(売上高53%減),前期比4%減(売上高5%減)
・iBook: 前年同期比182%増(売上高176%増),前期比32%増(売上高29%増)
・PowerMac G4:前年同期比34%減(売上高33%減),前期比10%増(売上高12%増)
・PowerBook: 前年同期比34%減(売上高36%減),前期比46%減(売上高51%減)

 「我々や業界にとって困難な年だったが,2001会計年度には多くを達成できた。教育市場でのiBookの出荷台数が前年同期に比べ3倍に増えた。またMac OS Xを立ち上げて,9月には10.1版をリリースした。小売店もオープンした。2001年末までに米国で25店舗を開くという計画も予定通り進んでいる」(同社CEOのSteve Jobs氏)。

 なおCBS Market Watchによると,地域別にみると日本市場の落ち込みがもっとも大きく前年同期比39%減となった。アメリカ大陸地域および欧州/中東/アフリカ地域はそれぞれ同21%減だった。今後の業績について,CFOのFred Andersonは同日開催した説明会にて,「消費者心理が冷え込んでおり,様々な市場環境からみても,ホリデイ・シーズンの販売は厳しいものとなりそうだ」とコメントした。

◎関連記事
<Apple社関連>
米アップルの6月期決算,純利益は6100万ドルで2期連続で黒字,iBookが好調
米アップル3月期決算,黒字転換,PowerBookの売上高が前期比306%増
米アップルの12月期決算,純損失1億9500万ドルで3年ぶり赤字,売上高は57%減

<最近のIT関連企業業績>
米IBMが2001年Q3の決算を発表,6%減収で19%減益,ハードと半導体が足引っ張る
米インテルのQ3決算,純利益1億600万ドルで96%減益,売り上げは25%減
米AMDがリストラ策,2工場を閉鎖,全従業員の15%に当たる2300人を削減へ
米デル会長が“絶好調"宣言,10月期決算は事前の予測通り,テロの特需も
米ゲートウェイがQ3業績を下方修正,「同時多発テロで損失拡大,Q4は黒字に」

[発表資料へ]