旅行の予約サービスや旅行関連企業向けASP事業を手がける米Sabre Holdingsが米国時間10月31日に,XMLツール・キット「XML Power Tool Kit」を発表した。

 Sabre社のGDS(Distribution System:旅行手続きに必要な作業を統合したシステム)を使って旅行予約などが行えるアプリケーションを開発できる。

 開発したアプリケーションは,データ交換にXML (Extensible Markup Language) を利用する。このためSabre社のシステムに関するプログラミング知識がなくてもよい。「特定のデータ形式,という制限を排除することでSabre社のコンテンツを迅速で容易にカスタム化できる」(同社)

 なお同社は1年間前にも開発者ツールを提供している。このときはSabre社のシステムの情報をXMLデータとして受け取れるようにするための開発ツールだった。「今回のツール・キットでシステムへのデータ送信も可能になった。これで情報の送受信が容易で迅速になる」(同社Product Development上級副社長のGreg Webb氏)

 Sabre XML Power Tool Kitでは,「特定の開発環境や開発プロセスに依存せず,JavaやC++といったあらゆる言語でアプリケーションが書ける」(同社)。

 なお同社はこのXML Power Tool Kitを,“Do It Yourselfツール”の一環として提供する。「一連のソフトウエア部品を開発者に提供し,企業それぞれのニーズに合ったカスタム・アプリケーションを開発してもらう」(同社)

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