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 シャープの米国子会社Sharp Electronics社が米国時間11月5日に,同社のPDA(携帯情報端末)向けアプリケーション開発環境をLinuxとJavaにも拡張することを明らかした。

 「PDAの環境をLinuxとJavaに拡張することにより開発者はいずれかの環境でアプリケーションを開発できる柔軟性を得る。この拡張によりより多くの開発者が携ることができ,シャープのPDA向けアプリケーションの多様化を導くものとなる」(Mobile & IT Solutions Groupのシニア副社長のSteve Petix氏)

 LinuxとJava対応は,具体的にはLineo社のEmbedix Plusを使用して実現している。これは,GUIフレームワーク,WWWブラウザ,Java機能,PDFアプリケーションのスイートである(関連記事)。Embedix Plus PDAには,デバイス向けに設定した組み込み型Linuxカーネル,Trolltech社のC++ GUIアプリケーション・フレームワークQt/Embedded,Insignia Solutions社のJeode PDA Edition,Opera Software ASAのOpera 5 for Linux Web browserを収録している。また,このパートナーシップには,Trolltech社のQt Palmtopも含まれている。

 シャープのZaurus SL-5000D developmentは,Opera Software社のOperaブラウザ,PersonalJava 1.2仕様準拠のJeode EVMランタイム・エンジンを組み込んだJeode PDA Editionを収録している。またInsignia社が特許出願中のDAC(dynamic adaptive compilation)技術を通じてパフォーマンスとメモリーの使用法を改良している。

 また,シャープは,さまざまな顧客のJava要件に対応するためにTao Group社のintentなどのその他のPersonalJavaランタイム環境への対応も進めている。

 シャープは米国在住のSharp Linux/Java PDA developer website登録者向けにZaurus SL-5000D developmentの先行注文を11月5日より受付開始する。

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