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 米Network Associatesの子会社McAfeeが米国時間11月6日に,ネットワーク・セキュリティ運用管理ASP事業「McAfee ASaP」サービスの提供を,英Tolerant Systemsが開始すると発表した。

 Tolerant Systems社は,ネットワークの管理や,セキュリティに関する製品の販売,顧客サポート,コンサルティング,トレーニングなどを手がける会社。この提携により,同社が提供するサービスは,WWWベースのウイルス対策サービス「VirusScan ASaP」や「VirusScreen ASaP」である。Tolerant Systems社のWWWサイト(http://www.tolerantasap.com)で提供する。

 VirusScan ASaPは,企業のクライアント・マシンやファイル・サーバーのウイルス対策を行うサービス。サービスに必要なソフトウエアやファイルを自動でアップデートすることで,管理にかかる費用を削減する。VirusScreen ASaPは,電子メールのフィルタリングを行って,添付ファイルで送られてくるウイルスを遮断するサービスである。

 なお,いずれのサービスも,チャネル・パートナが自社サービスに容易に取り入れられるようになっているのが特徴という。「チャネル・パートナとエンド・ユーザーに対して透明性をもち,実装から料金請求までを電子化している。パートナは導入に際してペーパーワークが増えるといった心配はいらない」(McAfee社)。

 VirusScan ASaPと「irusScreen ASaPこのほかの特徴は以下の通り。

・McAfee社のスキャニング・エンジンをベースとする
・「Rumor」と呼ぶピア・ツー・ピア技術を用い,定義ファイルの更新を自動化する
・既知のウイルスに関する詳細なレポートを提供し,顧客のネットワーク内でウイルス除去作業を行う

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