Java開発ツールを手がける米WebGainが米国時間11月12日に,統合アプリケーション開発スイートの新製品「VisualCafe Enterprise Suite」を発表した。また,アプリケーション開発ソリューション「WebGain Studio」の新版についても明らかにした。ともに2001年12月に利用可能になる。
VisualCafe Enterprise Suiteは,Java 2 Enterprise Edition(J2EE)アプリケーション開発を手がけ,Unified Modeling Language(UML)の利用を考えているJavaチームに向ける。米国での価格は2995ドル。主に以下の内容が含まれる。
・統合開発環境「WebGain VisualCafe Enterprise Edition」。Java Server Pages(JSP),サーブレット,Enterprise Java Bean(EJB)といったJavaおよびJ2EE機能に対応
・UMLモデリングの「WebGain StructureBuilder」
・米MacroMediaの「Dreamweaver UltraDev」を付属
・スキーマやファイル,DTDのXML作成,検証,変換,管理を行うためのツール「Turbo XML」
・米BEAの「WebLogic Server V6.1」への接続ライセンス1件
「アプリケーション開発の一環としてアプリケーション・モデリングを行う顧客が増えている。我が社のスイート製品は,UMLモデリングとJava開発,アプリケーション・サーバーへの実装をシームレスに統合する」(WebGain社CEOのJoe Menard氏)。
WebGain Studioの新版は大企業のIT部門に向ける。価格は4995ドル。新たに「WebGain Business Designer」を追加した。ビジネス・プロセスやアプリケーション条件を決定するための協業環境を提供する。WebGain Studioの主な構成内容は以下の通り。
・WebGain Business Designer
・WebGain VisualCafe Enterprise Edition
・WebGain StructureBuilder
・「WebGain Quality Analyzer」
・MacroMedia社のDreamweaver UltraDev
・Turbo XML
・BEA社のWebLogic Server V6.1への接続ライセンス1件
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