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 米Borland SoftwareとフィンランドのNokiaがモバイル向けアプリケーション開発支援で提携関係を拡大する。スペインのマドリッドで開催中の「6th International Nokia Mobile Internet Conference」にて現地時間11月19日に両社が明らかにしたもの。

 Borland社のJava開発環境「JBuilder」と「JBuilder MobileSet」をNokia社のプラットフォーム「Nokia Series 60 Platform」に対応させる。またBorland社は,Nokia社の「Symbian OS」搭載携帯電話機に対応した次期版「C++Builder MobileSet」を開発する。

 Nokia Series 60 Platformはテレフォニ,PIM(個人情報管理),ブラウザ,メッセージング機能をはじめ,ダウンローディング・クライアント,カスタム可能なユーザー・インタフェースを備える。Symbian OSに対応する。Nokia社はNokia Series 60 Platformをソース・コードでライセンス供与する意向である。

 「ライセンシは自社のアプリケーション駆動型携帯電話設計にNokia Series 60 Platformを組み込むことにより,アプリケーション開発を加速化し,新製品を低価格で提供することができる」(Nokia社)としている。

 ちなみにNokia社をはじめとする業界大手企業は先週,ラスベガスで開催された「Fall COMDEX 2001」で,オープンなモバイル・アーキテクチャに向けた取り組みを明らかにしている。消費者に互換性のあるさまざまな端末機やサービスを提供し,業界の成長を促進することを目的とする。

 JBuilderとBorland JBuilder MobileSet, Nokia Editionは現在,Nokia社製携帯電話機「Nokia 9210」向けのJava 2 Platform, Mobile Edition(J2ME)対応アプリケーション開発に対応する。11月19日に発表した新製品「Nokia 7650」にも対応させる予定である。JBuilder MobileSetはBorland社WWWサイトから無料で入手できる。無償の「JBuilder Personal」と組み合わせた使用が可能。ただし,商用アプリケーションを開発する場合は,「JBuilder Enterprise」または「JBuilder Professional」を購入する必要がある。

 Symbian OS対応のNokia Series 60 Platformアプリケーション開発に向けたC++Builder MobileSetは2002年前半にリリースする。スタンドアロン版を用意するほか,C++Builder製品ファミリの拡張機能として提供する計画である。

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