米Strategis Groupが米国時間12月12日に無線LAN市場に関して調査した結果を発表した。それによると,2006年には無線LANサービスの売上高が60億ドルに達するという。「企業向け無線LAN市場が急激に成長している。地域別では米国が市場を牽引する」(Strategis Group社)。

 企業における無線LAN利用の増加に加え,空港や大学などのホットスポットが増えることも予想される。ホットスポットとは,無線LANのアクセス・ポイントを設置した公的な場所のこと。無線LAN対応機器を持ち込むことで,無料または有料でネットワーク接続サービスを利用できる。

 「企業向け市場が,無線LANの他の分野の需要に拍車をかける。職場で無線LANを利用しているユーザーは旅行中などにホットスポットを利用したくなるものだ」(Strategis Group社上級アナリストのChristine Loredo氏)。

 一部の無線および有線事業者や有線ISPなどが無線LAN市場の成長に貢献する。無線LAN市場に参入し,既存の顧客向けに付加価値サービスを提供するようになる。

 無線LANは決してセルラー基地局のようなサービス範囲をカバーすることはできない。しかし装置や機器の開発が進んでおり,ユーザーはセルラーWANから無線LANにシームレスにローミングできるようになる。

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