米BEA Systems,米Borland Software,米HP(Hewlett-Packard),米IBM,米Oracle,米Sun Microsystemsの6社が米国時間12月18日に,携帯電話などのモバイル機器向けサービスのインフラ構築に関して,協力して取り組むことを明らかにした。

 これは2001年11月13日に,ラスベガスで開催されたCOMDEXで,フィンランドNokiaなどの携帯電話機メーカーなどが発表した「オープンなモバイル・アーキテクチャへの取り組み」を拡張するもの。この取り組みは,「世界レベルで標準の携帯電話向けサービスのアーキテクチャ構築」を目指しており,このときは通信通信事業者や携帯電話機メーカーからの支持を受けていた。今回はサーバー・ソフトウエア・ベンダーからの支持を受けたもので,「標準アーキテクチャ構築の,次の段階の始まりである」と6社は説明する。

 「我々は,モバイル通信業界と密接に協力し,モバイル向けWWWアプリケーションを固定インターネット・インフラの世界に導いていく」(6社)。

 このため6社は,サービス・プロバイダや企業,無線事業者などに向けた,相互運用可能なサーバー・ソリューションの開発に焦点をあてていく。関連技術の標準化団体が定めるガイドラインと完全互換する仕様を策定するという。

 具体的には,「Java 2 Platform Enterprise Edition (J2EE) 」ベースのアプリケーション・サーバーにおけるモバイル向け拡張を提供していく。統一的なモバイルAPI(application programming interfaces)を開発し,アプリケーションにモバイル向けサービスを追加するためのツールを提供する。これにより「世界規模でのモバイル向けサービスの普及とサード・パーティ製ソフトウエアの技術革新を促進する」(6社)という。

 加えて,位置情報やモバイル認証などの技術を使った,モバイル・ネットワークの特性を生かしたサービスを普及させたいとしている。そのため,WAP2.0/XHTML,MMS (Multimedia Messaging Service) ,SyncMLといったJava/3GPP互換技術を用いるという。さらに6社は,Java Community Process (JCP)に提出する,J2EE APIの仕様案の作成でも協力していく。

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